KCS

H形鋼開先機のNC運転を実現します。

KCSはH形鋼開先加工機向けNCデータ作成ソフトウェアです。現場での形状図データの入力を不要とし、ツールカッターの選択、加工順序、加工方法の設定を行い、開先加工機の生産性を向上させます。

KCS概念
図1:KCSのNC運転

対抗型のラインへの対応も可能です。

A機構、B機構を持つ開先加工ラインに対して、梁やシャフトなどの長尺材やブラケットなどの短材の開先加工を加工機の特性を活かして、加工スケジュールします。

KCS開先対抗ライン
図2:開先対抗ライン加工概念

開先加工機の効率的な加工スケジュールを現場で行えます。

開先加工機の生産性を高めるため、次のようなNCデータの加工順序を設定できます。

  • 加工機の条件に従い、材料の上下・左右反転を最適化します
  • 短材の結合を行い、同時加工をスケジュールします
  • ツール交換位置を事前に確認できます
KCSスケジュール画面
図3:短材の組み合わせ、スケジュール画面

1次加工のNC運転に組み込まれた開先加工

KCS入力データ(製品情報、開先情報)は単独に入力することもできますが、NCSソフトウェア で作成することもできます。NCSでは、孔開け、罫書き加工情報ばかりでなく、開先加工情報も入力もでき、H型鋼の1次加工情報として登録できます。また、KCSへは、開先加工に必要とする情報のみを連動します。KCSへの加工順序は、孔開け・切断用のカッティングプランを引き継ぎます。

NCS・KCSライン
図4:1次加工システム

開先加工機対応機種

メーカ 機種
シンクス株式会社 MHV-B50NCW
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