NCS
H形鋼のNCドリルマシンのNC運転を実現します。
NCSはH形鋼NC多軸孔開け機向けNCデータ作成ソフトウェアです。1次加工直前の加工内容の変更や段取り替え、多種用途の混在した中間孔や精度が求められる罫書き加工などの高度なNC運転にも対応できます。また、事前に事務所での入力、加工図のチェックにより、現場での入力をなくした運用ばかりでなく、品質向上にも繋がります。
詳細図から直接加工データの取込を可能としています。
詳細図(CADデータ)から直接加工データを取り込みたい。
『図入力』では、画面に表示した詳細図で指定した製品から、その製品情報、ジョイント、中間加工、開先加工を入力データとして取込まれます。その際、図面データにレイア、色などの設定をする必要はありません。
『アナライズ』は、指定したフォルダー内に登録されている基準図、詳細図から一括して、製品情報、加工情報を取り込みます。梁150本を10分程度で処理し、入力の手間の削減を実現できます。また、「図入力」で取込結果の確認、修正を行うこともできます。
他のCADから出力されるDSTVフォーマットデータの取込も行えます。
※取り扱える図面フォーマット
・DWG(AutoCADフォーマット)
・TDF(実寸法師フォーマット)
・DXF(図面変換フォーマット)
※図入力、アナライズ、DSTV取込はオプションとなります。
※図面データの表記によっては一部もしく全部が対応のできないことがあります。
※AutoCADはオートデスクインコーポレイデッドの登録商標です。
※実寸法師は株式会社タイワの登録商標です。
複数の異機種をサポートするマルチ機能
複数のドリルマシンを一つのシステムで取り扱いたい。
マルチ機能は、NCデータ作成時にNCSに登録されている異機種ドリルマシンから加工を予定しているマシンを選択して、NCデータを作成します。工場に複数の異機種のドリルマシンが在っても、一つのシステムで対応ができます。特に、加工直前での加工予定マシンの変更への対応を容易に段取り替えができる利点があります。
※マルチ機能はオプションです。
事務所と直結したオンラインでのNC運転ができます。
工場にあるパソコンから事務所で作成したNCデータを作成したい。離れた場所にある自社工場や加工工場にNCデータを送りたい。
NCデータを含むNCS遠隔データ(中間データ)をLAN接続されている工場内PCに、あるいは、メール等で遠隔地にある現地PCに、配信できます。受け取り側ではNCSを必要とせず、事務所と同じようにNCデータの出力、加工図等の帳票の画面表示、印刷ができます。
また、工場PCとドリルマシンが直結されているとき、『カードサーバ』ソフトウェアにより、ドリルマシンに直接NCデータを送信できます。
※カードサーバはオプションとなります。
現在の加工状況の確認、日報・月報の加工実績を管理できます。
事務所で、現在の製品の加工状況を知りたい。1日の加工実績を把握したい。
工場PC上の『カードサーバ』に加工完了通知を上げることで、直結された事務所では、その時点での加工状況を確認することができます。また、カードサーバからの加工実績を取り出すことで、日報、月報等を作成することができます。
さらに、バーコードでの製品管理を行うこともできます。
※カードサーバはオプションとなります。
※バーコード印刷は個別対応となります。
AUTOFABRICATINGを構成するNCS
設計用専用システムSTACEでの設計データをNCドリルマシンに利用できます。工作図データより、一括して製品情報、孔開け情報、罫書き情報、切断情報をNCSへ連動し、これらのデータを展開されます。連動により、入力の大幅な省略ができます。
多様な孔開け・切断ラインに対応
メーカ | 機種 |
---|---|
株式会社アマダマシンツール | 6BH-1000Ⅲ,6BH-1000Ⅱ,6BH1000 WS-1000 |
大東精機株式会社 |
CSD3C1050,CSD3C1350 DB3C5030 CSDⅢ1050,CSDⅢ1350,CSD1050,CSD1350 SDNFC1050 DNFC1000,DNFC1500 |
タケダ機械株式会社 | CBF-400W |